YAIBA(ささめ針)「魚絞めメガシザース」

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YAIBA(ささめ針)「魚絞めメガシザース」を購入してみた。

これまで、船上で魚を絞める際に、ナイフを使っていたのですが、揺れる船上で大型の魚を絞める際にナイフを使い、何度か危ない思いをしたことがあったので、YAIBA(ささめ針)「魚絞めメガシザース」に変えることにしました。

YAIBA(ささめ針)「魚絞めメガシザース」の実際の写真はこちら。

YAIBA(ささめ針)「魚絞めメガシザース」

錆にくいステンレス製の大型のハサミで、魚のエラを切り絞めることを第一の目的として購入しました。東京湾では、イナダやサワラ・サゴシなどの他、スズキや鯛、夏の時期はマゴチなどが良く釣れますので、「魚絞めメガシザース」でエラを切ることを想定しています。

マゴチやシーバスであれば、首の骨からエラにかけてを「魚絞めメガシザース」でズバズバ切ってやることで首切り・神経絞めをすることができますので、シーバスは基本持ち帰ることはありませんが、マゴチなどには重宝するかもしれません。

YAIBA(ささめ針)「魚絞めメガシザース」はMade in Japan

安心・高品質の日本製 関の刃物

日本の釣り具メーカーからでている製品の多くは海外で造られたものが多いのがなんとも残念な現状なのですが、YAIBA(ささめ針)「魚絞めメガシザース」は”Made in Japan” 何とも嬉しい日本製の商品です。

「魚絞めメガシザース」の大きさと刃の長さ

YAIBA-Xのホームページには、「縦 215mm×横 110mm 厚さ 10mm 重さ 170g」、刃渡り50㎜、ブレード厚3㎜とあります。下の写真は参考程度撮ってみました。

「魚絞めメガシザース」の大きさ
刃の長さ

刃には滑らないギザロック付き

一般に市販されているハサミですと、魚の骨やヒレなどを切ろうと思っても、ツルツルと滑ってしまいストレスなく切ることができません。下の写真は少し見にくいのですが、刃の中央から根本にかけてギザギザになっています。このギザギザ部分で魚の固い部分を一気に断つことができるので、重宝すること間違いなしでしょう!

ギザロック付き

ハサミを接合するネジ部分

ハサミをつなげるネジ部分

ハサミは2枚の金属をネジでつなぎ合わせることで造られているのですが、刃の切れ味と同じくらい大事のが、このネジの部分です。このネジ部分がスムーズに稼働しなかったり、使い続けているうちにネジ部分が緩んできたりすることがあると、ハサミとしてストレスなく使い続けることができなくなってしまいます。

このネジ部分の品質については、実際に何度も何度も使ってみないとわかりませんので、次は実際に使ってみた感想・レビューでも挙げる時に、記事にしたいと思います。

ハサミのグリップ、指穴

最後に、はさみの使用感を決めるハサミのグリップ部分”指穴”ですが、実際に握ってみたかりぎり、少し大き目に作られているかなという感覚はあるものの、男性の手で使用する分には十分な使い心地になっているなという印象を受けました。

大きい魚にはハサミでエラ締め~血抜きがいい

ブリ・イナダなどの青物は、ハサミでエラを切って、絞めるのが一番いい方法です。神経締めとしたいという人がたまにいるのですが、船上では波で揺れ上に、魚も暴れるので非常に危険です。。

よく切れるハサミでスパッとエラを切ってしまい、バケツに魚を突っ込んで血抜きしてしまうのが一番安全で、魚の鮮度を保つ良い方法です。

それと、処理している時間ももったいないですので、いつも手短に魚の処理をするようにしています。

魚を絞める一般的なやり方 まとめ

  1. 魚絞める時は決して魚を殺してはいけません。必ず魚が生きた状態で締めます。※本州ではあまり見たことがありませんが、北海道では「鮭バット」なる小さな野球バットのような商品が釣具屋さんで売られていて、釣った鮭の頭を鮭バットで叩いて絞めるのですが、ブリやイナダなどの青物・鯛などの魚を絞める際には、必ず魚を活かした状態で絞めるようにします。
  2. 脳みそ・延髄を破壊します。よくある神経絞め用の針金でなくても、目と目の間を側線に向かってキリのようなもので刺してた後、グリグリとキリを回してやることで魚の脳みそ・延髄が破壊されて、魚が大人しくなります。
  3. 次に、背骨の周りに向かってハサミを入れ、魚の「血管」を切断します。順番としては、エラを開いて、エラの内側にある薄い膜をカットし、エラの付け根をハサミで切断します。
  4. この時点では魚の心臓は動いていますので、海水を入れたバケツに頭を下にして、5-10分程度入れておきます。心臓から送り出される血液がエラの血管から出ていくことで血抜きをすることができるといったイメージです。
  5. 血抜きが完了したら、氷と海水の入ったクーラーボックスに魚をひたひたに入れて、自宅に帰るまで保存します。氷を直接魚にのせてしまうと、魚が傷んでしまいますので必ず氷と海水を入れておきましょう。船から降りるときに、クーラーボックスが重くて持ち運びできない場合は、クーラーボックスから海水を抜き、魚をナイロン袋に入れて、氷との間に新聞紙のようなものを入れておくようにします。