湖のトラウトフィッシング ターゲットの習性を知る
広大な湖をどうやって攻めるのか
湖って広いのでどこから攻めたらいいのかわからない人も多いと思います。ネットでポイントを検索して、運よくポイントに入れたとしてもなかなか釣れないなんてよくあることです。そこで今日は湖のトラウトフィッシングの攻め方についてご紹介してみます。
ターゲットの習性
湖のトラウトを攻略する際に重要なことは、プライオリティが高い順番でご紹介すると「ターゲットの習性」「ポイント」「時間」「ルアー」になります。一番最初に上げたのが「ターゲットの習性」ですが、狙う相手の習性を知らないことには攻める方法も曖昧いになってしまいますので、十分にターゲットの習性を知っておく必要があります。
虹鱒(レインボートラウト)
虹鱒(レインボートラウト)は、表層を好む回遊魚です。捕食する時間になると表層付近を回遊し、エサとなるベイトを探します。餌を捕食する際のほとんどはベイトとなる小魚を岸際に追い込んで捕食する習性を持っています。これはあくまで経験知ですが、湖の表層の温度が17.5度位までが限界のようで、表層の温度が17.5度を超えてくると、温度が上昇した水を嫌がり、温度が低い深場へと降りていく傾向があるようです。
また、そこそこに早いスピードで泳ぐベイトに対し捕食スイッチが入りますので、ルアーを投げた後は表層からカウントしながら徐々にルアーを巻いてくるのですが、やや早めに巻くことが重要です。ただ巻きで十分に釣ることがでますので、オーバーなアクションでのトゥウィッチなどは必要ありません。
ブラウントラウト
ブラウントラウトはレインボートラウトと違って、あまり回遊せずにお気に入りの場所に居つく性質を持っています。その為、表層よりはボトムを攻めることになるのですが、捕食スイッチが入っているブラウンなどは積極的に回遊し、岸際までベイトを追いかける習性がありますので、朝マズメや夕マズメには表層から中層を攻めて、やや日が昇り切った時間帯にはボトムを中心に攻めるとヒットの確立があがるようです。
中禅寺湖での話になりますが、、ブラントラウトはレイクトラウトより比較的高温に強いので、水温があがってくると岸際に陣取っていたレイクトラウトが深場へ落ちていくタイミングで代わりにブラウントラウトが岸際に入ってくるといった現象もみられたりします。
イワナ
イワナを狙う時、渓流以外ではあまりフィネスな釣りをしないので、銀山湖や猪苗代湖の大イワナを対象とした話になってしまいますが、湖のイワナも基本的には適水温の中で回遊している魚です。イワナは渓流のイメージが強い為にどちらかというと居つきの魚のようなイメージがある人も多いとおもうのですが、湖で育ったイワナは、大きいもので60㎝超、3-4㎏程に成長し、積極的に回遊していますので、陸から狙うよりも当然ボートで狙うほうが有利になります。
因みに渓流のイワナは、あまり回遊せず、捕食スイッチの入ったイワナや時間帯以外は基本的に岩の隙間にへばりつくよういジッとエサが来るのを待っていますので、渓流での釣りの場合は、岩の間から如何にしてイワナを引きづりだすのかを考えて釣りをすることになります。
関東の渓流の場合、人の出入りが激しいので大分スレているのですが、北海道の渓流であればこの手のサイズはほぼ入れ食いです^^ ※もちろん、もっと大きな鱒がたくさんいます。
