春の東京湾シーバス 旧江戸川を完全攻略する。

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東京と千葉の境を流れる旧江戸川

東京都と千葉県の境を流れる一級河川である旧江戸川は、もともと江戸川の本流でしたが、今は、千葉県の市川と東京の篠崎の境にある江戸川水閘門(えどがわすいこうもん)から分岐され、名前も旧江戸川となっている緩やかな流れの河川です。

ボートフィッシングを始める前のことですので、ずいぶん昔になるのですが、仕事が終わった金曜の夜、土曜の夜に頻繁に通っていました。はじめはポイントと攻略法がわからずにとにかくランアンドガンを繰り返し・・・、結構、釣れない日々を過ごしました。汗

旧江戸川には、シーバスを釣りやすい大きなポイントが2つあります。

春の旧江戸川の一級ポイント 今井水門

旧江戸川でシーバスを釣ろうと思ったとき、むやみやたらにルアーをキャストしてもなかなか釣れるものではありません。シーバスを狙うのであれば居つきのシーバスを狙うのが基本中のキになりますが、旧江戸川の場合、河川ですので残念ながら居つきのポイントというものがあまりありません。まったくない訳ではないのですが、数少ないシーバス居つきのポイントには常に人が入っている状態なので、なかなか釣りにくい状況です。

そこででてくるのがこの「今井水門」。但し、時期限定のポイントです。

春に遡上する稚鮎を追いかけるシーバス

旧江戸川にはあまりイメージがないかもしれませんが、実は、毎年、鮎(稚鮎)が川を上ったり下ったりしています。密猟者達も旧江戸川に鮎が遡上することをよく知っていて、早春、シーズンになると密漁者が旧江戸川に押し寄せるなんて光景が見られるくらいです。※禁漁期間中の鮎釣りは違法ですので良い子の皆さんはやめましょうね!

密猟者達もよく知っているくらいですので、海のハンターであるシーバスもこの稚鮎が旧江戸川の上ったり下ったりすることをよく知っていて、早春になると稚鮎を追いかけてシーバスが旧江戸川を何キロも遡ります。

シーバスや稚鮎が川を遡るのですが、必ずぶちあたるのが「水門」という存在。当然、稚鮎もシーバスも水門の手前で一時停止を余儀なくされます。

シーバスを狙うアングラーにとっては、一時停止するポイントは、シーバスを狙う絶好のポイントとなるのです。

シーバス稚鮎パターン

狙う時期と場所が決まれば、あとは簡単です。潮の上げ下げを見極めて、ルアーの選択さえ間違えなければ、シーバスをヒットさせることは難しくありません。

おススメのルアーはこれ! HARDCORE ソリッドスピン 32g

稚鮎というのは想像以上にサイズが小さいので、あまり大きなルアーを投入してもシーバスが興奮状態に入っている時以外はなかなかヒットしてくれません。確実にシーバスを捕りにいくのであれば、やはりマッチザベイトということで、シーバスが捕食しているベイトと同等のものがベストです。

実績があるルアーをご紹介しておきます。

最もおススメなのが、DUEL(デュエル) HARDCORE(ハードコア) スピンテール。これがよく釣れます。笑 22gと32gのサイズ展開しかないのですが、遠いポイントまで確実に攻めたいケースが必ずでてきますので、選ぶ重さは32gと決めています。

シーバスを陸から狙う場合は、昼間よりも日が落ちてからのほうが狙いやすいので、カラーのおススメ第1位は、「パールチャート」。

パールチャートで攻めてみて、アタリがない場合には、周囲の街灯の光が反射してとにかく目立ちやすい「キャンディー」。この2つがあれば、十分です。

あまり他のカラーの必要性は正直なところ感じなくなると思いますが、カラーローテーションを気にする人や、手持ちがないと少し寂しい気持ちになってしまう人は、定番の「レッドヘッド」「ヒラメゴールド」あたりをバッグに入れておけば十分でしょう。

だいぶ長くなってしまいましたので、次回の記事で「秋の東京湾シーバス 江戸川シーバス攻略法」をご紹介します。