続編 商品が届かないので内容証明郵便を送ってみた。

2022-05-02その他いろいろ通販詐欺,内容証明

ネット通販で釣具を購入してみたら、商品が届かなかった。第三回目です^^

第1回目と2回目をご覧になっていない方は、↓からさらっと経緯をご覧ください。

第1回目「怪しいという口コミの多い、激安釣具通販〇〇〇〇〇〇に注文してみた。商品未だ届かず(;’∀’) 。経過観察中。

第2回目「怪しいと口コミが寄せられている激安釣具通販サイト 商品が届かない件の続編です。

 

内容証明の送り方

さて、前回は、警察署に出向き、「ネット通販サイトにお金を払ったが商品が届かない。連絡も取ることができない。サイトが閉鎖されている。」と相談し、内容証明がなければ手続きができないと言われたところまででしたので、今回は、実際に内容証明を送るやり方も含めてご紹介していきます。

内容証明の送り方は2通り

内容証明の送り方は、直接郵便局に相手方に送りたい書面を2通持っていき、送る方法 と、インターネットから内容を送る方法のふた通りの方法があります。

郵便局に書面を持参する方法ですが、相手方に送りたい書面の他に、保管用の書面、その他、相手方の住所・受取人を書いた封筒、そして、内容証明を送るために郵便料金を持参します。以下は、郵便ホームページに記載されている内容です。

  1. 内容文書(受取人へ送付するもの)
  2. (1)の謄本2通(差出人および郵便局が各1通ずつ保存するもの)
  3. 差出人および受取人の住所氏名を記載した封筒
  4. 内容証明の加算料金を含む郵便料金

送りたい文章を記載して、郵便局に持っていけば、簡単に送ることができそうな気がしますが、実は、内容証明の文章の書き方には、例えば、縦書きの場合は、1行20字以内、1枚26行以内といった規定があり、1文字でもオーバーすると、内容証明を送ることはできません。そのほか、使用できる「文字の種類」や、書面が複数枚になった場合には契印が必要だったりと、素人が内容証明を送ろうとすると細かな規定をすべて確認した上で書面を作成しなければならず、だいぶ苦労したにも関わらず、何度も郵便局から突き返され、内容証明を送ることを諦めてしまう人も中にはいるそうです。

内容証明の利用条件はこちら(外部リンク)

そこで、もうひとつの電子内容証明サービス(e内容証明)が素人には、いつでも、簡単、便利に内容証明を送ることができるので、オススメです。

e内容証明(電子内容証明)

e内容証明とは、インターネットから24時間、Webからいつでも内容証明を送ることができるサービスです。それ以外にも、内容証明を送る際の料金が、郵便局に持ち込む方法よりも安いことや、個人ではなかなか居ないと思いますが、内容証明郵便をまとめて100通迄送ることができたりと、郵便局持ち込みよりもメリットが大きいので、今回は、e内容証明を利用して送ることにしました。

 

1.e内容証明を利用するには登録が必要

e内容証明を利用するためには、Webゆうびん/e内容証明のサイト(外部リンク)から新規アカウント登録を行う必要があります。

まず最初に、画面右の「新規利用登録」ボタンから、新規アカウント登録をします。

Webゆうびん/e内容証明

2.ログイン後、会員専用メニューをクリック

アカウント登録が終わりましたら、e内容証明のサイトにログインし、下の画面の赤枠で囲んだ部分の「会員専用メニュー」ボタンをクリックします。

会員専用メニューボタンをクリック

すると、「e内容証明(会員専用メニュー)」ウインドウが立ち上がります。

e内容証明(会員専用メニュー)

今回は、送りたい相手が一人でしたので、「かんたん差出し」ボタンをクリックしました。

相手方に送りたい文章は、画面の上に「こちらから雛形をダウンロードして作成してください。」から、雛形をダウンロードして、作成しました。

因みに、作成した文章は以下。〇〇を送った相手の名前や購入した商品、購入した金額に書き直せば使える文章ですので、もし、、万が一、、、お金を払ったが商品が届かない・・・、警察に被害届を出したい、、という人がいましたら、以下文章を使って、内容証明を送ってみてください。

ご通知

前略 私は、2022年2月9日、〔釣具・通販 〇〇〇〇〇〇〕にて、貴社販売の(〇〇〇〇・〇〇〇〇〇〇他計9商品を注文し、同年同月9日に貴店指定の本件商品の代金を貴社ご指定の〇〇〇銀行〇支店の銀行口座に振り込む方法にて、金〇万〇〇〇〇円お支払いしました。その後、発送日の確認のメールを〇度送りましたが、貴店はまったく応じず、商品の発送、引き渡しについても貴店はまったく応じていない状況です。
こうした貴社のご対応は、民事上の債務不履行になることはもちろん、刑法上の詐欺罪(刑法246条1項)に該当する可能性もある悪質なものです。
そこで、私は、本書面をもって、貴社との本件商品の売買契約を解除します。
つきましては、本書到着後1週間以内に、私が本件商品の代金としてお支払いしました金〇万〇〇〇〇円のご返還をいただけますよう請求しますので、上記金額を、下記の私名義の口座宛に送金する方法にてお支払い下さい。
万一上記期間内にご返金を頂けない場合、詐欺罪(刑法246条1項)にもとづく刑事告訴や民事訴訟等の厳重な法的措置をとる可能性がありますので、予めご了承下さい。
記
〇〇〇銀行神〇〇支店
口座の種類 普通預金
口座番号 〇〇〇〇〇〇〇
口座名義人 〇〇〇〇〇〇〇〇

e内容証明(会員専用メニュー)サイトから、どんどん入力していくと、以下の画面にたどり着きます。

e内容証明/差出完了画面

因みに、今回かかった費用は、1,800円でした。お金を振り込んだにも関わらず、商品は届かない。内容証明利用料金はかかる・・で踏んだり蹴ったりですが、何事も経験!勉強代!と思って、内容証明を送ってみました。

e内容証明/利用金額