小型船舶免許の更新の流れと申し込み方法
小型船舶免許の有効期限が1カ月に迫ってきたので、トラウトシーズン真っただ中の4月だったのですが、意を決して、小型船舶免許の更新に行ってきましたので、小型船舶免許の更新の流れと申し込み方法について、五年後の備忘録として、ここに残しておきます。
小型船舶の有効期限
小型船舶免許、正式な名称は、「小型船舶操縦免許証」と免許証に書いてあるので、こちらが正しいと思うのですgあ、有効期限は"5"年となっており、5年毎に更新手続きが必要になります。
自動車の運転免許証は、更新期限日の1カ月前から更新することができますが、「小型船舶操縦免許証」は更新期限の1年前から更新することができます。1年前から更新ができることに驚く人も多いと思うのですが、買ってな想像ですが、遠洋漁業なので数カ月と海に出ることが多い船乗りを考慮して、自動車運転免許よりも格段に長い1年前から免許の更新ができるようになっていると思います。
「小型船舶操縦免許証」の更新(講習)を申し込む
「小型船舶操縦免許証」の更新をする為には、”更新手続きの講習”を受ける必要がありますので、小型免許センターのホームページから、近くの会場を探し、申し込みを済ませます。

小型船舶免許更新の料金
「小型船舶操縦免許証」を更新する為には、免許船舶更新センターから講習の費用に10,500円の他に、写真2枚、住所が変更になっていれば住民票を取得する費用がかかります。
10,500円の内訳は、以下の通りです。正直、これで10,500円は高いなぁと感じる内容です。年々、マリンスポーツをする人達が減っているのが現状ですので、免許の取得や更新料金を下げて、マリンレジャーを楽しむ人々の層をもっと広げればいいのにと思うのですが、、マリンスポーツをするにはお金がかかる、、ハードルは高いままとなっていますね。
受講料 | 3,700円 |
身体検査料 | 800円 |
受験申請料 | 1,780円 |
法定印紙代 | 1,350円 |
交付申請料・送料 | 2,870円 |
小型船舶免許更新講習の中身
小型船舶免許更新講習は、冒頭の写真にあるように「海技と知識」というような教本が渡されます。
その後、身体検査とすすみます。
最初にやることは視力検査、次に行うのは、手を体の前に突き出してグーパーグーパーと手の稼働を確認します。そして、最後に、屈伸を2-3回行います。
そして講習受験者全員がこの身体検査を終えたら、約20分間の講師の話を聞くことになります。講義の内容は、講習当日に渡される教本の中に書いてある中からいつくか内容がピックアップされます。その後は、ビデオを見る時間が約20分です。
講習では、ライフジャケットの着用を繰り返し訴える
講習の中で、繰り返し話があったのは、船舶による事故について。
下のグラフは、水産庁にアップされている「ライフジャケットの着用義務拡大について」からデータをひっぱってきたものですが、船舶事故等の落水時に、ライフジャケットの着用していたケースと非着用であったケースを円グラフにしています。講習でもライフジャケットの着用を何度も繰り返し、講師の方が訴えかけていました。
それにしても、ライフジャケットの効果は一目瞭然ですね。
因みに、↓のライフジャケットは、去年、購入したダイワのライフジャケット。国土交通省型式承認なので、サクラ印のライフジャケット指定の遊漁船でもバッチリ使える便利な代物です。
これまでは首からぶら下げるタイプのライフジャケットを着用していたのですが、毎度毎度、遊漁船にのって釣りをしていると、結構な疲労がたまるので、ウエストに着用するタイプに乗り換えることにしました。
小型船舶免許にも偽造防止対策が
今回、5年ぶりに小型船舶免許の更新のしたのですが、新しく届いた小型船舶免許証の裏側には、ホログラムの帯とブラックライトで照らすと文字が浮かび上がる偽造防止対策が施されていました。
余談ですが、講習の中で、プレジャーボートの事故が増えてきているそうで、今後は、より一層、小型船舶免許の更新が厳しくなるかも、、といった話がありました。
船舶事故は即命にかかわるものですので、ルールを守って安全に、マリンレジャーを楽しみたいですね。