爆釣タイラバのコツ 釣れる人、釣れない人の違いを解説。タイラバで釣果をのばすコツ

東京湾タイラバ
東京湾のタイラバ船は、、あまり大きな釣り船でなければ、右舷と左舷それぞれに4~5人程度の人が並びます。
タイラバもLTアジやライトウィリー船のように乗船している人達が多少の腕の差はあれど同じように釣れるのかというと、実はそうではなく、ある釣り人ばかり集中して鯛が釣れるということが結構な頻度で起こります。
ある人が3-4本釣れているに、その他の人たちはまったく当たりすらなく結局その日ボウズなんてこともあるのがタイラバ。同じカラー、同じネクタイ、同じようなリーリングスピードにも関わらず特定の人に集中するケースが度々起こります。
理由はどこにあるのでしょうか?
経験上、「釣り座」による影響がおおきいということだけはわかっていますので、参考程度に、かるくご紹介しておきます。
釣り座の有利不利を考える。
釣り座とは、釣り船に乗船する際の座る場所のことです。船の先頭が「ミヨシ」、船の後方を「トモ」と呼ぶのですが、釣り座の位置によって大きくタイラバの釣果がかわってくることが度々あります。

釣り座の決め方ですが、基本的に、釣り船ごとにルールが決められていて、釣り船の看板のところに、クーラーボックスを並べた順番で好きな釣り座を決めることができるとか、予約順だとか、、釣り船によってルールが決められています。
私は、釣り座を取る為にギリギリまで寝ていたい派なので、基本的に空いている場所で釣ることにしていますが、良い釣り座をとりたい皆さんは結構がんばって釣り座を確保していたりします。タイラバの場合だけに限らないのですが、人気なのが船の最後方、トモの席です。
やはり、トモがタイラバに有利なのか?
多くの釣り船は、釣り船のトモについているスパンカーと呼ばれる幌をたてて、風や潮に釣り船を縦にして上手にポイントを通過するように釣り船を流します。
風よりも潮の流れが強ければ、船は潮が流れてくる方向に船の先頭(ミヨシ)を向けます。潮の流れよりも風の吹く力が強ければ、風が吹いてくる方向に船の先頭(ミヨシ)を向けます。
東京湾の釣り船の場合、大きさにもよるのですが風が8-10メートルを超えると、出船を取りやめる船が多いので、基本的には潮の流れてくる方向に船の先頭(ミヨシ)を向けることが多くなります。

釣船の先頭のとがった部分が波を受けてくれれば、波から受ける衝撃や抵抗は少なくなりますし、波を平面で受けることなく、波を切ってくれるので安全でもあります。
で、ここからがポイントなのですが↑の図でもわかるように、「釣り船はトモからポイントに入る」のです。
ということをベテランの釣り師さん達はよくわかっていて、”トモの釣り座”を確保する為に一生懸命早起きするのです。(;’∀’)
一概にトモじゃなければ鯛は釣れないということではありません。その日の戦略がピタリとあてはまればどこの釣り座でも釣ることができるのがタイラバなのですが、、人よりも少しでも有利な場所で有利に釣りをしたいということで皆さんトモの釣り座を確保したいということで頑張って早起きしているようですね。
まぁ、何度も何度もタイラバを落とされ、ルアーにスレた鯛よりも、ルアーにスレていない鯛を釣るほうが釣れやすくなるのは当然ですね。
エンジン音などのボートプレッシャー
↑で、トモのほうが有利だよ~と書いたのですが、比較的浅い場所がタイラバのポイントである場合、特にのっこみシーズンや初夏から秋の釣りの場合、釣り船のエンジン音やボートの影が「ボートプレッシャー」となり、ポイントに先に入るトモよりもミヨシの釣り座をとっている釣り人にばかりあたりが集中することがあります。
ゴロゴロとやかましいエンジン音がプレッシャーになり、警戒心を強めていた鯛が、ボートが過ぎ去り、エンジン音が遠ざかっていった後に警戒心をといてタイラバに食らいつくなんてことがあるので、シーズン毎に船長がどの水深(ライン)を攻めているのかによって釣り座を考えてみるのもタイラバで鯛を釣り上げる、ちょっとしたコツになります。
まとめ
- ポイントに先に入るトモの釣り座が人気で良く釣れる可能性が高い。
- ボートプレッシャー(エンジン音や釣り船の影)で警戒心が高まる場合はミヨシが有利。
- 胴の間(釣り船の真ん中あたりの釣り座)ではまったく釣れないことがある。
ということで、タイラバ初心者や腕に自信がない人は、(;’∀’)、、ミヨシやトモばかりにヒットが集中することがあるタイラバは、席が空いていれば、できるだけミヨシかトモに近い席を確保できるとその日一日楽しいタイラバになるかもしれません。
これからタイラバがいい季節ですので、頑張りましょう~!